訪問美容とQOL 人生の質を上げる最高の訪問美容

訪問美容の役割として、【髪の毛を整える】ということが一番の目的です。
しかし、その先にある真の意義というもの。
それが《Quality of Life》(クオリティ・オブ・ライフ)です。
略してQOL(キューオーエル)と呼ばれるこの意味をあなたはご存知ですか?

最近ではメディアでも福祉を多く取り上げられていることから、
知っている方がほとんどかもしれませんね。

Quality of Lifeは、直訳したままの通り!
【生活の質】【人生の質】という意味を持ち、
病気や怪我で今まで通りの生活を送ることが困難になってしまった方々でも
どれだけ自分らしさを保ちつつ、これからの生活に幸福を見出せるか?という概念です。
今日はそんな訪問美容のQOLについて考えてみたいと思います。

QOLとADLの違いとは?

QOLの意味はだいたいわかっていても、
【ADL(エーディーエル)】を知っている人はどのくらいいるのでしょうか?

ADLとはActivities of Daily Livingの略で
アクティビティー(activity)は動作、
デイリーリビング(daily living)は日常生活の意味です。

病院では当たり前に使っているワードですが患者様の認知度は約30%。
病院に入院中、例えばリハビリの先生なんかにお世話になれば
耳にした事のある言葉となり、認知度は若干上がるかもしれませんが、
そもそも入院しないと聞かない台詞というのは、普段から馴染みのない証拠。

しかも認知度はあっても理解度は約9%と言われていて、
『あー、ADLね。聞いたことあるわ。でも意味は知らないなぁ。』
っていう状態って事。

むしろ、非常にわかりにくい!ということから、最近ではADLという言葉を
病院でも使わずに、噛み砕いてお話する事のほうが増えてきているようです。

素人からするとQOLとADLってどう違うわけ!?みたいな混乱も招きかねませんし、
巷でよく見かけるAED(自動心臓マッサージシステム)とも違うよね?っていう感じで、
医療用語はとにかく似たり寄ったりでわかり難いですね。

ADLの意味とは?

QOLは生活の質を向上させ、自分らしさを保つことを目的としているのに対し、
ADLは排泄や移動、衣類の着脱など、日常生活の動作を目的としています。

朝起きて、トイレに行って、洋服に着替えて、食事をして、夜はお風呂に入る。
こんな基本的な日常動作をはかる指標とされているのがADLです。
これらの動作だって《生活の質を向上させる》という意味も含まりそうですよね。

ADLというのは必要最低限の身体能力をサポートし、『これだけはできるようにしましょう!』
とリハビリに取り組み、普段の生活を取り戻す事を言います。

生活していく上で最低限必要な動作を図るため
これらの動作を『できる・できない』と調査し、
その人にとって手助けが必要かどうかを判断する介護レベルを決めていく指標となるわけです。

介護レベルには、
【要支援1】身の回りの事はほぼ自分でできるが、立ち上がりなど一部サポートが必要
【要支援2】入浴など一部介助が必要で、立ち上がりや歩行がやや困難ではあるものの改善が見込まれる

【要介護1】動作や歩行が難しい場合が多く、若干の物忘れがある事もある
【要介護2】軽度ではあるが身の回りの事や動作に何らかの支えが必要で認知機能も低下
【要介護3】中度の介助サポートが必要で、自分一人では歩行不可能
【要介護4】重度の介護を必要とし、日常生活全般に介助が必要
【要介護5】最も重い状態で全面的な介助が必要
と、7段階に分かれていますが
人それぞれ《できる・できない》が違うため言葉での表現は非常に難しいらしく、
『ADLが自立してますよ!』なんて言い方をされてもさっぱりわからないので
わかりやすいように『日常生活動作が自立しています』と簡潔にまとめても、
実際は、通常の生活が送れるレベルではないけど一部自立している。
という事もあり、非常に誤解を招きやすいようです。

あくまでも、《元気だった頃と同じ通常生活》ということではなく
《必要最低限の生活動作》という意味が強く含まれているのがADLです。

QOLの目的とは?

ADLは生活動作に重点を置いているのに対し、QOLは身辺の自立だけでなく
精神面を含めた生活全体の豊かさと自己表現を尊重することに重きを置いています。

体の動作は、一生懸命リハビリを頑張って少しでも元の生活に戻れるよう
サポートしながら改善していきますが、大きな壁にぶつかることもあるかと思います。
しかし、精神面・心の豊かさに関しては無限大です。

もちろん、病気を患ってしまった方々の多くは落ち込み、心を閉ざし、
孤独を感じながら後ろ向きになってしまうのが普通なのかもしれません。
リハビリ自体も大変で苦痛を感じ、嫌気がさして投げやりになってしまう事もあるでしょう。

周りから『もっとガンバレ!』『ポジティブに!』なんて言われても
【簡単に言うな!こっちの気持ちなんかわかるもんか!】と、言いたくなるはずです。

それでも人間というのはとても強い生き物であって、
乗り越えられない壁はないと私は思っています。

前向きになることは時間がかかるかもしれませんが、生活の質を確保し、
本人の生きがいや幸福感を支えていくことがQOLの目的です。

訪問美容のQOLとは?

私が訪問美容で今までたくさんの方々にお会いし、髪の毛を整えさせていただく際によく聞く台詞は
『どうせ今さら綺麗になったってこの先長くないから適当でいい』
『綺麗になったって寝たきりなんだから誰にも見せられない』
『年寄りが今さらかっこよくしたって意味ないわ』

これらのセリフは本心ではないはず。
しかし、今まで多くの事を諦めざるを得なかった方々というのは自然と自己防衛が働き、
無意識にネガティブになりやすいのかもしれません。

それでも髪の毛をすっきりさせたい気持ちは誰にでもあるもので
これがご本人の意思ではなく、ご家族からの依頼だったとしても
『少しでも喜んでくれたらいいな』
『ちょっとでも笑顔になってくれたらいいな』
という気持ちを持っているのだと思います。

人を笑顔にするというのは簡単なようで難しく、
人の心までをも動かす行為は数少ないです。

容姿を整えるということは高齢者や障害者関係なく、誰でも皆ワクワクしますよね。
【美容院に行って髪型が凄く気に入ってテンション上がった】
【周りに可愛くなった!かっこよくなった!と髪型を褒められて嬉しくなった】
【ヘアカラーの色が気に入って外出したくなった】

その反面、
《カット失敗されてもう外に出たくない》
《髪色が凄く変で誰にも見せたくない》
《周りにヘアスタイルを笑われてトラウマになった》

あたなもこんな経験をしたことはないでしょうか?

ヘアスタイルというのは、これほどまでに人の気持ちを動かし
喜んだり落ち込んだりすることがあります。

訪問美容で施術前にネガティブな発言があっても、
髪の毛を切ってブローをして、鏡を見せるとほとんどの方が照れ笑いしながら喜んでくれます。
最後には『また来てね』と言ってくれることもあります。

髪の毛というのは、その日ばっちりセットしてもお風呂に入れば
ハネたり寝癖がついたりしてしまうかもしれません。
メイクをしても洗えば落ちてしまいます。
それでも、仕上がりの時に感じた嬉しい気持ちはいつまでも残っているものです。

容姿を整えることで自己表現を最大限に引き出し、
精神的な喜びを与え、心を満たしウキウキしてもらう。
これが訪問美容のQOLと言えるのではないでしょうか?

綺麗になるということは人に見せる為ではなく、
【人に見せたくなる】のが本当の意味なのかもしれませんね。

訪問美容や出張カットの仕事のやりがいはたくさんの方々のQOLを支え、
『楽しみにしていた!』
『待ってたよ!』
『心待ちにしていた!』
と言ってもらえることです。

これからも多くの人を笑顔にするため、訪問美容という仕事が
幅広く活躍できるのを願っています。

福祉美容師ササキの一言

昔は海へ行ったらサンオイルを塗ってガンガン日焼けをして
思いっきり水遊びして炎天下で昼寝をするのが最高。
海まで来てパラソルの下で読書とか、
日陰でのんびりとかもったいない!と思っていた20代。
アクティブすぎた過去の自分に恐ろしさを感じています。
ここ最近は水着になることさえ嫌気を感じ、
日焼けも嫌だし、海で泳いだら足攣るし、
数年前まで休みのたびに海に行っていたましたがもうムリ。
ただ、今でも海は大好きです。楽しみ方を変えていこうと思います。

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